皆様こんにちは!高田造園で学ばせていただいております大澤です。
神奈川県横浜市青葉区にある、寺家スタジオ様主催の全5回のワークショップの第5回目が開催されました。
最終回では、全体的な振り返りと、里山に入り山道や竹林の整備を行いました。
まずは、資材準備から行います。
手入れの際に出る、細めの雑木枝の先端を削り、山道の整備で使用する雑木杭をつくっていきます。
住宅地のごみ置き場で束ねた枝が捨てられている場面を目にすることがありますが、里山では、
細めの枝は杭に、中くらいの枝は薪に、太めの枝は土留めや井桁組に使えるので、万能な大切な資源になります。
続いて、これまでのワークショップで整備した箇所を改めて確認していきます。
全5回のワークショップは1か月ごとの開催になりましたが、その間にも参加者の方が自発的にお集まりいただき、
ワークショップでの学びの復習や、資材準備をしていただきました。
こちらが、1月のワークショップ終了時の弁天池の様子です。
こちらが、今回2月のワークショップ開始時の様子です。
ワークショップの前日に、有志の方で石積をしていただいたそうです。本当にお疲れさまでした!
ここからは、山の整備に入ります。
まずは、以前スロープとして整備した山への入り口を階段状に仕上げました。
注意点として、急な斜面を階段状にする場合は一段の蹴上(段差)が高くなりすぎると、人間が上がりにくくなり、
階段にした登山道の脇の斜面を歩いてしまうため、かえって山の斜面が傷んでしまうという本末転倒なことが起こります。
ここでは、平らな石(写真右下の石、通称「親切石」)を設置することで、人間が上がりやすいステップに仕上げました。
山の整備に入るときは、道具は最小限の腰道具とツルハシや鍬(一本で様々な用途に使えるもの)を持っていきます。
一見なだらかに見える斜面にも、下から観察すると細かい地形の変化が見られます。
先人が̪しがらを組んだと思われる地形、斜面の樹木など、歩きやすそうと感じられるルートが数本うっすらと見えてきます。
等高線に沿ってトラバースする道、方向が変わるヘアピンカーブのポイントなど目当てを付け、ツルハシなどで浅く掘りながら、
山道を下から観察します。
山道の途中で、ヘアピンカーブの傾斜がきついところには階段上に仕上げ、平場にしたいポイントではしがらを組んでいきます。
ここでも、冒頭につくった杭を大量に使用していきます。
今回の整備後の山道の様子です。
ワークショップ全体を振り返るとハードな施工の回もありましたが、最後に寺家スタジオ様より
「このワークショップで終わりではなく、里山との関わりの始まりになるように」という旨の温かい言葉をいただきました。
今後も皆様との関りを通して、寺家の里山が豊かに引き継がれていくことを願っています。
改めて、ご参加いただいた皆様、そして貴重な機会をいただいた主催の寺家スタジオ様、本当にありがとうございました!