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【新年のご挨拶】代表理事 高田宏臣より

2026/01/10
【新年のご挨拶】代表理事 高田宏臣より

皆様こんにちは。地球守·有機土木協会の高田です。
新年のご挨拶が遅くなりまして大変すいません。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

世界を見渡し、そして身近な日本を振り返ると、美しかった世界が灰色に侵されて消えていきそうな、
どんよりとした空気を感じざるを得ない重さが漂います。
また、足元の日本を見れば、考えられない事件や、最多を更新し続ける子供の自殺数など、
居ても立っても居られない現実を目の当たりにします。
「この世界をよくしたい」という思いもまた、多くの方々とますます分かち合えるように向かいつつある潮流も感じております。
世界が平和で、人も生きものたちもこの世に与えられたいのちを豊かに全うできるよう、願います。


昨年の1月には埼玉県八潮市での道路陥没事故が世間を震撼させ、
インフラ崩壊の時代が現実的に迫っていることを知らしめることになりました。
そして、いよいよ、省インフラという考え方が現実的に進むべき道であることが、良識ある識者の方々から示されるようになりました。

そんな中、昨日(1月9日)はまた、新潟市で直径5mの大きな道路陥没が発生し、あわや大惨事が繰り返されるところでした。

戦後、今まで作ってきた膨大なインフラが老朽化を迎えて生活を脅かす危険物となりつつあります。
これらを全て作り直すこともできないし、また作り直したとしても、数十年後にはより大きな問題に直面する現実が見えた今、
大規模集約一辺倒だったライフラインにおいても、地域完結型への指向が現実的に語られるようになりました。

我々は今、文明の見直しを超えて、文明の作り直しの時期に差し掛かっています。
新たな文明は、生きものとして、そして人として矛盾のない生き方や社会こそが、向かうべき道でありましょう。
人間の生物的本来のあり方を基本におき、現代の科学をも活かしながら、謙虚に生きてゆく、
それこそが幸せに、人間らしく生きてゆく道でありましょう。

さて、我が身を振り返りますと、昨年まで、時計の針が少しずつ早まるような、どうにもならないスピードに巻き込まれてきたように感じます。
この正月に昨年を振り返ると、反省することばかりの1年間でした。

でも、「よくこの状況で心を壊さずにやってこれたな」とも思いました。
きっと、世の中の温かさや、仕事の楽しみ喜び、そして鳥の声や草木の移ろいが自分を支えてくれたのだと思います。
現代社会の老若男女すべての方々に、この、あらゆる命のぬくもりと共にある、平和な幸せを感じながら暮らしてほしいと願います。
そのために自分は生きていきたいと、思いを新たにしております。

忙しすぎるのは良くありません。
今年はゆとりの時間を意識して大事にし、一時も感謝を忘れず、現代の世界と共に歩んでいきたいと思います。

長くなりました。本年も力強く歩いてまいります。皆様も充実した一年となりますように。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。


令和8年1月10日 (一社)地球守·有機土木協会代表 高田宏臣