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(会員寄稿)2026年1月18日 寺家町里山の環境改善ワークショップ第4回を行いました。

高田造園で学ばせていただいております大澤です。

神奈川県横浜市青葉区にある、寺家スタジオさん主催の全5回のワークショップの第4回目が開催されました。


今回は、里山下にある民家周りの歩く道を整える、斜面際の谷掘り、建物際の土留めなどの改善のレクチャーを行いました。


これまでの作業を振り返りながら、地形を観察し、改善が必要になるポイントを考えていきます。

作業から3か月ほど経った場所で興味深い変化が起こっていました。


昨年10月に谷掘りをした場所です。谷掘りした時は、地面が固く、杭が中々入らなかったそうですが、

この日は1.5mの焼き杭がスルスル入りました。土中でしっかりと空隙が保たれるようになったのか、
他の現場でも時間をおいて観察してみると、環境が変わっていることがわかる様々な発見があります。

こちらも石を据えて、雨池として仕上げました。


続いて、作業を行った場所が山へと続いていく斜路になります。

当初は、山への資材運搬のためにスロープ状に仕上げていましたが、斜面のまま人が歩くと地面が傷んでしまうため、

こちらも水平に段を切りながら、階段状に変える作業を行いました。

作業後の様子です。元々、土留めとして使われていたコンクリート平板・鉄板は撤去せずに、その下部に石を据え、

滞水しないよう仕上げました。階段脇にも石積を連続させ、斜面と平地がぶつかる交点(辻)には特に水が集まるため、
雨池が掘られています。


最後は、建物際の土留めの作業になります。


建物際まで斜面が迫っているため、大量の土が流れ込んでしまっている場所でした。


土を一旦かき出し、溝を掘り、丸太の井桁を組んでいきます。


周辺で出た土は、土嚢袋として肩の補強に用いたり、敷き葉をしながら盛土として活用しました。


これらの作業のほかにも、建物周辺の歩く道を鍬で均しながら、整えました。

歩く場所がわずかでも斜面になっていると、足で必要以上に踏ん張ってしまい、それが地面を傷めてしまう。

足裏の感覚が改善すべきポイントを教えてくれると改めて感じました。


今回も、目で見る情報以上に、環境を捉える身体のあらゆる感覚が重要であると学びの多いワークショップになりました。


寺家里山でのワークショップもいよいよ次回が最終回になります。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

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