7月25日、「生きものとしての土木研究会」オンライン学習会の第5回を開催しました。
当日は240名もの方にご参加いただき、ドネーションを通じて多くのご支援とあたたかいお気持ちをお寄せいただきましたこと、心より御礼申し上げます。
また、事前にお寄せいただいたご質問は過去最多となり、生活者としての皆さまのグリーンインフラへの関心の高さがあらためて感じられる機会となりました。
今回の学習会では、まず代表・高田より「古の民衆による土木」をひもとくお話から始まりました。
続いて、有限会社栗原造園の栗原様より、埼玉県川越市にて施工された雨水浸透型の庭の実例をご紹介いただきました。
さらに、パッシブデザインプラス株式会社の冨田享祐さん・冨田倫世さんからは、世田谷区での事例をもとに、通常の雨水浸透桝を用いた処理と、敷地内で浸透させる有機土木的な施工との比較、そして具体的な数値に基づく計算法のご説明と考察をいただきました。
最後に、「お庭屋さんほうき」代表の法貴さんより、日々の活動紹介を通して、現場での気づきや取り組みをご共有いただきました。
どのスピーカーのお話も熱量にあふれ、実際に現場で施工を手がけているからこそ見えてくる課題や工夫が数多く語られ、時間が足りないほどに充実した内容となりました。
例によって時間が押してしまい、事前にいただいたご質問やリアルタイムでお寄せいただいたご質問にお答えできなかった点は心苦しく思っております。
それにもかかわらず、延長にもご対応くださり、最後までご参加いただいた皆さまに深く感謝申し上げます。
お寄せいただいたご質問には、後日あらためて回答動画を収録し、お届けいたします。
また、お申込みいただいた皆さまにはアーカイブ動画を共有いたしますので、当日ご参加いただけなかった方も、復習として何度でもご視聴いただければ幸いです。
いつも温かいご支援をありがとうございます。
次回のオンライン学習会は、「(仮)岩盤内部の水の動きと高山の働き」をテーマに開催を予定しております。変わるかもしれませんが…。
また新たな学びの時間をご一緒できればと思っております。どうぞ楽しみにお待ちください。
なお、有機土木協会にご入会いただきますと、オンライン学習会へのご参加は毎回無料となり、現場見学会や会員限定の情報提供など、さらに幅広い学びの機会をご利用いただけます。
ご関心をお持ちの方は、ぜひこの機会にご入会をご検討いただけましたら幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
入会のご案内はこちら