【オンライン学習会のご案内】10月25日開催 生きものとしての土木研究会オンライン学習会第16回『大水害時代に向けて、災害の本質と復旧のあり方を考える』
〜安全で健康な大地を取り戻す土砂災害復旧の視点と技術〜
2026/10/13
この8月から9月にかけて全国で多くの水害が発生しました。
被害に遭われた皆さまにお見舞い申し上げます。
また、皆さまの生活を1日も早く取り戻せることを心よりお祈りいたします。
次回オンライン学習会開催のお知らせです。
第16回生きものとしての土木研究会オンライン学習会
『大水害時代に向けて、災害の本質と復旧のあり方を考える』
〜安全で健康な大地を取り戻す土砂災害復旧の視点と技術〜
10月25日(日)に開催いたします。

前回のオンライン学習会では、8月豪雨被災現場やその有機土木による復旧作業を紹介し、土砂災害などの引き金となる環境上の原因に焦点を当てて掘り下げました。
その後の9月、台風25号による大雨では、千葉県、神奈川県を中心に8月豪雨を上回る規模で、道路や堤防など、インフラの被害が発生しました。
8月豪雨災害復旧に明け暮れるさなかの出来事でした。
9月の大雨で発生した印旛沼の堤防決壊や、河川の越水による駅前市街地中心部での洪水、主要な鉄道や幹線道路の寸断、盛土の崩壊による団地の冠水などが報道でも毎日のように取り上げられ、身近に潜む災害のリスクを多くの人が知ることになりました。
一方で今回、ほとんど報道されないまま、生活を困難にする無数の被害が多数発生しております。その点でも今回の豪雨による災害は、多くの方にとって災害が対岸の火事ではなく、その土地での生活をたちまち困難な状況に追い込んでしまう身近な危機と感じられたことでしょう。
そんな中、今回の豪雨災害を機に、有機土木による復旧の相談や要請が、地元だけでなく、様々な地域や団体から多数舞い込むようになりました。
我々が学び、実践し、伝えようとしてきた有機土木とは、そこに暮らす人々が気候風土との対話の中で長年にわたって蓄積し、改良されてきた民衆の知恵と技をベースとしたものであります。
かつては災害復旧において、自然現象を敵とせず、そこにある石や木などの自然の産物を活かして地形を無理なく整えることで、災害のたびにより安全で豊かな土地へと育んできたのであって、その中に斜面崩壊を未然に防ぐ智慧や洪水の緩和や備えなど、民衆の土木として、体系化されてきたのでした。

この伝来の「相地の学」を軽視したところに、近代日本の災害対応の錯誤があると述べたのでした。
本来土地を読み取ることから手の入れ方を判断するという、相地の学に根差した土木が有機土木であり、これから迎えるであろう大災害時代を前にして、有機土木を広め、社会に定着させ、こうした視点で対策できる技術や考え方を持った方が全国各地域に広がってほしいと願います。
今回のオンライン学習会では、8月9月の災害事例から、特に土砂崩れなど、土砂災害の問題に絞り、その原因を環境面からどう読み解くか、そして有機土木においてどのように復旧するか、豊富な写真と施工事例から、具体的にお伝えしたいと思います。
土砂災害の不安の中に居られる方々にとって、安全な暮らしの環境を自分たちで取り戻すことができる希望を感じていただけたら幸いです。また、実際に復旧作業に向き合われている方々にとってもヒントになるよう、努めたいと思います。
多くの方のご参加をお待ちしております。
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お申込みの際には、ぜひ疑問点やご要望をお寄せください。高田が時間の限りお応えいたします。
今回も多くの皆様のご参加をお待ちしております。