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2025年11月25日開催!生きものとしての土木研究会学習会第8回 特別編『鴨川市のメガソーラーの現状と今後の展望、今起こっていること』

2025年11月25日開催!生きものとしての土木研究会学習会第8回 特別編『鴨川市のメガソーラーの現状と今後の展望、今起こっていること』


第8回は生きものとしての土木研究会オンライン学習会は、特別編として『鴨川市のメガソーラーの現状と今後の展望、今起こっていること』と題しまして、「鴨川の山と川と海を守る会」との合同で開催いたします。

メインスピーカーを当協会代表理事の高田宏臣が務め、ゲストスピーカーとして、鴨川の山と川と海を守る会より勝又 國江さん、川口さん、そして鴨川在住の編集者の吉度ちはるさんをお招きします。

アルピニストの野口健さんも、ビデオメッセージで思いを伝えてくださいます。

11月は特別編としまして、より多くの人に届けたいとの思いから参加費は無料とさせていただきます。
またアーカイブもみなさまに無料公開いたします。
そして、みなさまにこの学習会の内容を多くの方に共有していただき、拡散にご協力下さいますようお願い申し上げます。
同時にドネーションを募り、その全額を、鴨川の山と川と海を守る会の活動に寄付致します。
みなさまのご参加心よりお待ちしております。



【高田宏臣からのメッセージ】

今回の学習会では、今大きな問題になっている鴨川市のメガソーラーの現状と今後の展望、今起こっていることについてお話します。

この事業を進めるのは、これまで数十回に及ぶ行政指導や要請を無視し、多くの住民の反対や行動を無視し、反対住民に損害賠償請求裁判まで起こして威圧的に反対活動を封じ込めようとし、強引に進めてきたこの異常な会社は資本金30万円の合同会社です。
この会社に、この先に露見するであろう環境や地域の問題に対応することなどできるでしょうか。
大規模な再エネ発電設備の多くはその後、転売されてどこの所有か分かりにくくなる事例を多く見てきました。

千葉県鴨川市の山々を潰して計画されるメガソーラー計画を知ったのは2017年のこと。
すぐに計画地の山林を歩き、その環境としてのポテンシャルの高さと先人たちがこの山と水を拠り所に暮らしてきた名残の数々を目の当たりにしました。
数十万年かけて地球が作り上げ、地域の暮らし人はじめ、あらゆる生きものたちに恵みをもたらし続けてきたこの地形が、開発の中に消えてゆく。

「こんな狂気の沙汰を容認してはいけない」と思い、翌年の2018年、同じ問題に直面していた長野県茅野市で、
全国メガソーラー問題シンポジウムを開催し、鴨川のメガソーラー問題を報告しました。
この時、参加者は500人近くに及び、今の再エネ問題についての社会としての認識へと、少しは繋がっていくかと期待したのでした。

鴨川のメガソーラーは僕の再エネ問題に向き合う活動の原点となりました。
千葉県が条件つきながら、この狂気のような規模で地域の環境を失いせしめる林地開発の許可を出した後も、数年間は、この開発は止まっていたのです。
もう、こんなとんでもない計画は実行できないだろうと期待したのも束の間、地域の懸念も自治体の要請も無視して、ついに着工されてしまいました。

現在はようやく、千葉県知事が一時停止の要請を出し、事態改善されるまで一旦工事は中断しています。ですが、このまま市民が何も関心を示さなければ、また必ず再開されます。
南房総の大切な山域で工事は始まってしまいました。しかしまだ大規模な造成なされる前の現段階で、この事業を中止にすることができれば、まだ元の山河の豊かさを再生することができます。


この地域の豊かさも魅力も、そして山々が守ってきた安全安心も消えてゆく。打ちのめされる光景に決して目を背けてはいけない。

再エネの問題に向き合って十数年、その認識が少しずつ知られつつも、まだこんな愚かなことが止まらない現実。
今回の学習会では、そうした再エネ事業が大地にもたらすプロセスについて説明し、今からどのような再生が可能か、お話ししたいと思います。
今、声を上げ続けることが岐路になります。市民の声の結集が行政や国を動かします。こんなことを許してしまえば、もはや日本中やりたい放題に破壊され尽くされるかもしれません。
どうか、皆様の関心を向けてくださいますよう、心底お願いいたします。
 
皆様の関心がこの、一時の金のために地域も未来も奪い去る異常な再エネ事業に向けられ、それを止めねば、まだまだ日本は破壊され続けることでしょう。
これを機に、良い未来へと方向転換につながる機会になればと願います。
みんな、動いて欲しい。僕もできることをコツコツとやっていきます。
 
11月25日、多くの方のご参加をお待ち申し上げます。



地球守・有機土木協会代表理事 高田宏臣


 お申込みはこちら


〈学習会概要〉

スピーカー
 高田宏臣(有機土木協会代表理事)


ゲスト

 勝又 國江さん(鴨川の山と川と海を守る会)
 『鴨川の山と川と海を守る会』の発起人、および代表。
 子どもたちに負の遺産を遺さない、を主軸に鴨川で活動

 川口訓平さん(鴨川の山と川と海を守る会)
 同会、事務局長。

 吉度ちはるさん
 オーガニック系書籍編集者。高田の著書「よく分かる土中環境」の編集を担当。
 現在、高田の新刊を制作中。
 野草料理や食養料理にも造詣が深く、各地で講座を開催。


司会
 堀越侑莉奈(株式会社高田造園設計事務所)
 
日時
2025年11月25日火曜日 19:30~21:15


スケジュール
19:30       オープニングアナウンス

19:35~19:45   鴨川のメガソーラーの現状①

         鴨川の山と川と海を守る会代表 勝又國江さん

19:45~20:00   鴨川のメガソーラーの現状②

         鴨川の山と川と海を守る会事務局 川口訓平さん


20:00~20:30    基調説明
       『鴨川市のメガソーラーの現状と今後の展望、今起こっていること』
       高田 宏臣(地球守・有機土木協会代表理事)

20:30~21:00     トークセッション

       (高田、 勝又さん、川口さん、吉度さん  )


21:00~21:10     質疑応答

21:10~21:15     お知らせ、終わりのあいさつ

 


参加方法
Peatixよりお申し込みください。

Peatixで申し込み完了いたしますと、ページで視聴リンクが取得できます。

※申し込めない場合は、下記メールアドレスまでご連絡ください。
mgmt@organiccivilengineering.org


アーカイブ
今回も学習会に申し込んでくださった方々に後日アーカイブをお送りいたします。


*内容は予告なく変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。


お願い

学習会についてのご質問は、Peatixイベントページの、「主催者への問い合わせ」からお寄せくださいますようお願い致します。

*内容は予告なく変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。

ここまでお読みくださいましてありがとうございます。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。