素晴らしい土地に暮らし、年月を刻みつつ、その土地をさらに豊かに美しい風土へと育み、未来に手渡してゆくという、
先人たちが当たり前にこなしてきた人の営みと姿勢を取り戻すことが今、必要なことかもしれません。
そんな、現代人の忘れ物を、この神々しいほどの素晴らしい妙高山の麓で、みんなで拾い集める機会になればと思います。
17の提案が寄せられる中で「ひらかれた教会」という新しい方向性が生まれました。
宗派や信仰の枠を越え、地域の人も旅人も、誰もが集い、祈り、静かな時間を過ごせる場。
自然と共に呼吸し、時とともに命が吹き込まれるような、そんな教会をめざしています。
今回のワークショップは、代表・高田が昨年よりご縁をいただいてきた「赤倉山荘(カトリック妙高教会)」と、再生の歩みを進める「池の平クリスチャン村の教会」、二つの祈りの場を舞台に行われます。
「いのちを育むこと」と「いのちを還すこと」。その循環を、土にふれながら体験してみませんか。村長・佐藤のぞみさんからのメッセージ
「新しい教会は、礼拝を守りながら、地域に開かれた場、皆の癒しの場として機能すること、そして周囲の自然と調和し共生を続けることを目指しています。これはクリスチャン村全体の願いです。
昨年11月の『土中環境を学ぶフィールドスタディ』では、高田さんとクリスチャン村を巡り、多くの重要なを学びをいただきました。
羽ヶ崎さんの指導のもと、教会堂の基礎下に燻炭や枯葉を撒くワークショップを、施工に携わる方々と協働して行いました。
豪雪地帯に立つ木造の教会堂の周囲環境をより良く保全するための今回のワークショップは、妙高高原教会、そしてクリスチャン村にとって、願ってもない機会です。」
ふたつの教会とともに歩む2日間。
祈りに耳を澄ませ、土地と共に生きる新しい関わりのかたちを見つけにいきましょう。
祈りと土地を未来へとつなぐ時間を、ぜひご一緒ください。
みなさまのご参加を心よりお待ちしております。
イベント詳細
※30日(木)お話会と懇親会を開催します。
高田宏臣 × 小倉沙央里さん× 羽ヶ崎章さんによる対談
「土と環境」「人と暮らし」「建築と祈り」―それぞれの視点から現代の土地との向き合い方を探求してきた3人が、一つのテーブルを囲んで語り合います。
夕食は、参加者さん含めて山荘のキッチンに立ち一緒に準備します。つくる、食べる、語らう、をともにする時間を味わいましょう。
時間 18:00〜20:00
参加費 5000円(持ち込み、差し入れ歓迎です)※ワークショップ参加費とは別途です。
《スピーカー紹介》
◇羽ヶ崎 章(アトリエニコ 一級建築士事務所 代表)
新潟市で設計事務所とカフェを営み、「暮らしと環境が調和する空間」を大切にした建築を手がけています。仙台での松林再生プロジェクトが転機となり、建築のあり方を根本から見つめ直しました。
今回の再建では「すべての人が尊厳と自由を持って生きる権利がある」という理念を軸に、キリスト教の教えと環境再生の視点を重ね、「祈りと平和の場」として誰にでもひらかれた教会の姿をデザインしています。
◇小倉 沙央里(おぐら さおり/環境研究者・博士課程/ブリティッシュコロンビア大学、米マサチューセッツ大学アマースト校で研究員、東北大学で客員助教)
2011〜12年にインド・東ヒマラヤのレプチャ族の村で暮らした経験をきっかけに、自然と共生する伝統知を世界各地の先住民や地域の人々から学んできました。研究の学びを次世代へつなぐ活動や、アートを通じた対話の場づくりにも取り組んでいます。
2023年には「Growing Millet Together!」を立ち上げ、在来作物の種と知恵を未来へとつなぐ活動を展開しています。
◉有機土木正会員
30日のみ 4000円、31日のみ 6000円、両日参加 9000円
◉有機土木賛助会員
30日のみ 5000円、31日のみ 8000円、両日参加 12000円
◉一般の方
30日のみ 6000円、31日のみ 9000円、両日参加 14000円
◉クリスチャン村の方(ICA会員でなくても今後ともに作業に参加される方)
30日のみ 3000円、31日のみ 3000円、両日参加 5000円
◉クリスチャン村の方(ICA会員でなくても今後ともに作業に参加される方)
見学参加 ドネーション制にてお願い申し上げます。
◉高校生以下無料
※31日の昼食は各自ご用意ください。