当協会でも協働の多いパッシブデザインプラス株式会社さまで有機土木施工会が開催されます。
土地に新たに家を建てる時、今の土地の状態を把握し、土地が傷まないように事前にケアする、
そんな見立てと対処の方法を知り、皆様に考えていただくために、この連続ワークショップを企画されました。 また、機材や車両が出入りする工事によってどうすれば土地を痛めずに建築することができるか、
建築者もお施主もそれを意識することで、より健康で快適な住環境へと導くことができるものです。
大きな造作を行わずとも、住まい手の皆さまが取り組めることもたくさんあります。
私たちに密接にかかわる「住まい」と言う場所でできることを学ぶ貴重な機会となります。
当協会からは、代表の高田と高田造園スタッフが施工指導に入ります。
みなさまのご参加をお待ちしております。
以下、主催のパッシブデザインプラス株式会社様よりご案内です。
◇◇◇現在、当社が設計を進めている新築戸建住宅にて、
「土中環境」「よくわかる土中環境」の著者である高田宏臣さんと共に、建築と環境再生が一体となり、健全な住環境をつくる取り組みを進めることになりました。
とても貴重な機会なので、旧家屋解体後の養生 〜工事中の処置 〜 建築後の庭づくりまで、
一連の作業を建築・造園関係者の学びの場となるよう、施工参加型で行いたいと思います。
<開催にあたって>
土は環境により、良くも悪くも変化します。
家屋解体後、更地のまま放置したり、建築工事中の重機や踏圧をそのままにしていると、土は雨でぬかるみ、乾くと硬化し、それが繰り返されて地表はすぐに荒廃していきます。
土地を傷めず、健全な大地本来の諸機能を育むためには、施工過程で土地を傷めないように配慮する「向き合い方」が大切。
この住宅では「建物を建てた後に、土中改善・環境再生をする」ということではなく、建築と土中改善・環境再生が一体となって相乗的に行われることを目指しています。
工事中、土中の細かな目配りと処置をすることで、滞水の解消、地耐力の持続的安定をはじめとする土中の多面的機能を最大限活かし、かつ、これにかかる作業が
・施主負担が軽い(費用的にも、日程的にも)
・小さな造作で大きな効果が生まれる
であることを大切にして取り組んでいく予定です。
第一回目は、敷地の養生の仕方を学び、建築工事で土地を荒らさず、むしろ良くするための様々な造作を学んでいきます。
第二回以降も計画しています。各回、都度募集を想定しています。
ピンと来た方は、まずは第1回目の施行会にご応募ください。
《日時》
2025年12月20日(土曜日)
《場所》
東京都八王子市(最寄り駅:西八王子駅)
《当日スケジュール》
9:00 集合 / 9:30 スタート / 15:30 終了 /16:00 解散
《内容》
家屋解体後、基礎工事開始までの間、土を痛めない敷地の養生の仕方を学ぶ(1日)
《募集人数》
10名程度
《参加費》
5,000円
《募集要件》
地球守・有機土木協会 会員の方優先(入会予定の方もOK)
※土中環境に配慮した建築に、本格的に取り組みたい工務店や設計者 歓迎
※落ち葉、石、藁、切り枝、丸太など有機資材をご提供いただける方 歓迎
・募集方法:下記お申込みボタンよりお願いします。
※希望者多数の場合は、抽選とさせていただきます。
・募集締切:2025年12月6日(土) 午前中第二回以降も次のとおり計画しています。各回、都度募集を想定していますが通しでのご参加がより有効です。
ピンと来た方は、まずは第1回目の施行会にご応募ください。
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・第1回:2025年12月20日(土曜日)
建築フェーズ:旧家屋解体直後。更地の状態。
内容:建築工事開始までの間、土を痛めない敷地の養生の仕方を学ぶ(1日)
・第2回:2026年3-4月ごろ
建築フェーズ:基礎工事前
内容:基礎工事前の暗渠づくり、埋炭などを学ぶ(1日)
・第3回:2026年5月前後
建築フェーズ:上棟後、屋根をかける前後
内容:雨落ちづくりを学ぶ(1〜2日)
・第4回:2026年秋以降
建築フェーズ:竣工後
内容:有機土木による庭づくりを学ぶ(数日)
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主催:パッシブデザインプラス株式会社
協賛:一般社団法人 地球守・有機土木協会